美容師向け

フリーランス美容師の青色申告はfreeeとマネーフォワードクラウド確定申告どっちがいい?

2021年6月20日

freee|マネーフォワード

最近は美容師もフリーランスという働き方が定着して、スタイリストの経験を積んだら直ぐに、フリーになる事を考えている方も多いと思います。
フリーランスになったら働き方は自由で、色々と自分で決める事ができますが、所得の申告も自分でしなければなりません。

申告を考えた際に、白色申告に比べ青色申告は最大で65万円までの控除が有るなどメリットが多いので、こちらを検討する人も多いと思います。
ただ、青色申告は記帳が複雑な複式簿記が必要な為、最低限、会計ソフトの導入が必要になってきます。

個人事業主向けのソフトも提供しているサービスといえば、freeeマネーフォワードが有名です。クラウド型会計ソフト(※)のシェアの1位と2位なので、最終的にこの二つで悩んでるいる方も多いんではないでしょうか。

私も青色申告を自力でやる事を決めた時は、この二つで相当悩みましたが、最終的にマネーフォワードを選びました。選んだ最大の理由はマネーフォワードの方がいい意味で「少し難しい」と言うところです。

freeeは簿記の知識が全くない方でも直ぐに使えるのに対して、マネーフォワードは多少の簿記の知識が必要になっています。言い換えるとfreeeに任せておくと簡単だけど、簿記の仕組みにはノンタッチで、マネーフォワードは少しだけ調べる事が必要だけど、簿記の知識が少しだけ身に付くという事です。

マネーフォワードが「少し難しい」と表現しましたが、もちろん、こちらも便利なソフトなので簡単な入力モードも有りますし、全て自動計算してくれます。少し調べると言っても勘定科目を調べた程度で簡単に使えています。

今回は、このマネーフォワードを選んだ方が良い理由をfreeeと比較しながら解説していきます。

(※)ソフトをPCにインストールしないクラウド型の会計ソフト。

この記事がおすすめの方

  • 青色申告を予定しているフリーランスの方
  • freeeとマネーフォワードで悩んでいる方
  • どのプランが良いかわからない

株式会社マネーフォワード

株式会社マネーフォワード

マネーフォワードクラウド確定申告のサービスを提供している会社は、その名の通り株式会社マネーフォワードと言うIT企業です。
私も長年利用しておりますが、銀行口座やクレジットカードなどと連携して、簡単に管理出来る家計簿アプリ「マネーフォワードME」が有名です。
東証1部に上場していて、殆どお金に関するサービスが多いので、会計ソフトとして安心して利用出来ます。

マネーフォワードクラウド確定申告

マネーフォワードは会計ソフトとして大企業向けの「マネーフォワードクラウド会計」、中規模法人向けの「マネーフォワードクラウド会計Plus」、フリーランス(個人事業主)向けの「マネーフォワードクラウド確定申告」の3つを提供しています。
今回は個人の青色申告がテーマなので、「マネーフォワードクラウド確定申告」で話を進めていきます。

料金プラン(freeeと比較)

まず、料金プランの比較からしていきます。
マネーフォワード、freeeの個人事業向けサービスのそれぞれ3プランを表でまとめました。
両ソフト共にクラウドでのサービスの為、ソフトのアップデート不要でMacOSやWindowsに対応、PC、スマホ、ダブレットのどこからでも利用出来ます。

  マネーフォワードクラウド確定申告 freee(個人向け)
プラン パーソナルミニ パーソナル パーソナルプラス スターター スタンダード プレミアム
月額 ¥1,078 ¥1,408 無し ¥1,298 ¥2,618 無し
年額 ¥10,560 ¥12,936 ¥39,336 ¥12,936 ¥26,136 ¥43,780
確定申告書作成
金融機関連携
サポート メール・チャット メール・チャット・電話 メール・チャット メール・チャット・電話
消費税集計 × ×
レポート機能 △(一部のみ) ×
請求書作成 ◯(15件まで)
経費精算 ×
給与計算 ×(別料金)
社会保険事務 ×(別料金)
退勤管理 ×(別料金)
マイナンバー管理 ×(別料金)

どのプランでも確定申告書作成や、金融機関連携等の連携など、必要な機能は備わっています。大きく違うのは、それぞれ上位プラン「パーソナルプラス」と「プレミアム」のサポートに電話も追加されている所かと思います。
私はマネーフォワードのパーソナルプランを利用中ですが、今の所ネットで調べれば疑問は解決できているので、料金の差からしても正直電話サポートはいらないと思います。

金融機関連携は銀行や各社クレジットカード会社などのアカウントを連携させる事によって、お金の出入りを自動で仕訳してくれる、とても便利な機能です。この部分はどちらのサービスも非常に多くの会社に対応しているので、余程マニアックな会社を利用していなければだ大丈夫だと思います。

マネーフォワードの「パーソナルミニ」とfreeeの「スターター」は消費税集計機能が使えないので、前々年度の課税売上高が1000万円を超える課税事業者の方はそれ以上のプランが必要になります。その場合、一つ上のプラン「パーソナル」(年間12,936円)と「スタンダード」(年間26,136円)となり、freeeの価格は倍になります
売上が高くなる見込みの方は税理士さんにお願いする方が良いかもしれませんが、自力でやる場合は予めこの辺も考慮して選ぶのが良いかと思います。

レポート機能の部分はそれぞれ最安プランだと全て利用出来ません。これは事業の収入が複数有る場合や、経費が何に幾らくらい使われているか把握したい場合に簡単にグラフ等で確認出来る機能です。美容師以外の収入が有る場合などはレポート機能は便利なので、使えるプランをおすすめします
私は美容師以外の収入が有るので、一眼で事業別の収益が確認出来るのでこのプラン利用しております。

経費精算以下の項目は従業員の方を雇用する時に必要な機能なので、アシスタントなどを雇う予定のある方などは、有ると便利かと思います。このサービスはfreeeは別料金になっています。

プラン検討のポイント

  • 電話サポートの有無
  • 課税事業者か否か(消費税集計)
  • レポート機能
  • 従業員の管理
自動化で80%以上の時間削減 マネーフォワード クラウド確定申告

利用中のプランと使い心地

私は現在、マネーフォワードのパーソナルプランを利用中です。

ソフト利用時の状況

  • フリーランス美容師(従業員は雇わず完全なる個人です)
  • 青色申告
  • 美容師以外の収入有り
  • 簿記知識なし
  • 初めて会計ソフトを使う

パーソナルミニと迷いましたが、もし売上が多くなった時に消費税集計機能と、他の収入が有るので収益レポート機能を利用したくてパーソナルプランにしました。

利用状況は、主に美容師の日々の売上や交通費、備品など経費を仕訳しています。面貸しスタイルなので特に材料の仕入れの仕訳は有りません。

簿記知識なし、会計ソフト初心者状態からこのソフトを利用しておりますが、簡単な勘定科目や仕訳などの簿記用語を調べた程度で、問題なく理解して使えています
金融機関やクレジットカード、モバイルSuicaなど全てを連携しているので、仕分け忘れも無く快適です!

レポート機能が有る為、複数の収入が有る場合でもそれぞれの収益を簡単に確認できて便利です。

フリーランス美容師の場合、売上が少なく(1000万以下)、収入が美容師のみの方はパーソナルミニ、売上が多く(1000万以上)事業が複数の方はパーソナルがオススメだと思います!

マネーフォワードをおすすめする理由

ここからは、私が特にマネーフォワードを推したい理由を解説していきたいと思います。

無料トライアルが過ぎても使える

両サービス共に1ヶ月間の無料トライアルが用意されていて、どういったサービスか試すことが出来ますが、無料トライアル終了後の状態に大きな差があります。

どちらも無料トライアル中に入力したデータを維持する事は可能ですが、マネーフォワードは無料プランでも閲覧、編集が可能で、年間50件までの仕訳なら、その後も追加する事が出来ます

freeeは取引データは保存されますが、1ヶ月の無料トライアルを超えると非表示となり、再度有料プランに申し込む事によって閲覧、編集、削除などの編集が可能になります。

マネーフォワードは1ヶ月目以降も入力や編集が出来て、その後、有料プランに移行するかじっくりと検討する事もでき、取引の件数によってはそのまま使い続ける事も可能です。

簿記の知識が身に付く

こう言うと、面倒に感じるかもしれませんが、ほんの少しだけ簿記の用語や仕組みを知る必要があります。

私が色んなソフトを検討していて知った事の中で一番目に付いたのが、「マネーフォワードが使えると他の会計ソフトも使える」「簿記の知識がある人にはマネーフォワードの方が分かり易い」と言う点でした。
これは言い換えると、マネーフォワードに問題なく入力出来たら、簿記の仕組みが何となく理解出来ると言う事で、ちょっとした知識が身に付くという事です。

今後もフリーランスを続けていく予定なら、知っておいて損のない知識だと思うので、私は殆どこの理由でマネーフォワードに決めました。

無料トライアル期間中に問題なく使える様になったので、直ぐに有料プランに切り替えました。全然難しい事は無いです!

他の会計ソフトとの互換性が良い

仕訳の入力方法が他の一般的な会計ソフトと似ているので、マネーフォワードで入力出来れば、最悪サービスが終了した場合などにサービスを乗り換え易いです。

※ここでの互換性とはデータの移行とかではなく、あくまで仕訳の入力方法の事です。

無料の確定申告自動化ソフト マネーフォワード クラウド確定申告

freeeを選ばなかった理由

ここからは逆に、freeeを選ばなかった大きな理由を解説していきます。

無料期間で維持出来ない

freeeは無料トライアル期間が終了して無料プランとして継続した場合、取引データは保存されますが、1ヶ月分のデータは非表示となり、再度有料プランに申し込まないと閲覧、編集、削除などの編集が出来なくなります。

1ヶ月目以降はデータを入力出来ないので、そこまでに利用するか決める必要があり、じっくり比較検討出来ません。

簡単な故サービスに依存しそう

freeeの最大の魅力は簿記の知識が全く無くても使えるという点です。入力方法も簡単になっていて、簿記の仕組みに触れる事は、ほぼ有りません。

これは言い換えるとfreeeでの入力方法が身に付く訳であって、簿記の基本的な知識はあまり身につかない事になります。

色んなソフトを検討していた時に目にしたのが、「freeeは簿記のわかる人には逆に使いづらい」という意見でした。

便利すぎてシステム任せになるのが、なんか個人的には少し引っかかりました。

freeeを利用中の友人の感想を聞いて

会計ソフトを検討中、freeeを使っている友人に使い心地を聞いたら、「簡単なんだけど細かく修正したい時に、何がどこにあって、修正するにはどこからやれば良いのか分かりにくい」と言っていました。

これは先程も述べましたが簡単が故、変則的な修正の時に逆に難しいという事だと思います。

まとめ

いかがだったでしょうか?
freeeという便利なソフトが有りながら、少し難しいマネーフォワードをわざわざ選ぶというのは、少し変わっている様に思いますよね笑。

ですが個人的に思うのは、フリーランスという形を長く続けたり、後々法人化を目指してる様な方は、会計の知識に少し触れていても損は無いかなと思います。

以上の事が参考になれば幸いです。
最後まで読んでいただき有難うございました。

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