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美容師|信頼されるメンズカットの切り方

2019年3月12日

美容師|メンズカットの切り方

何度か同じお客様にご指名を頂くと、その内の何名かは「前回と同じで」という感じで、毎回同じ髪型を希望される方がいらっしゃると思います。

ただ、毎回同じカットをしていると何度かに一回は、「前回ちょっといつもより長かった(短かった)です」と言われる事がありませんか?

私は何度か経験あります。

伸びた分を切るというのは、シンプルな様で実は一番難しいと思います。

ではこの様な場合どうカットしたらよいでしょうか?

答えは簡単です。それは「カット後に計測する」です。

「え?ウイッグでもないのに測って切るって下手そうに見えるし、なんか抵抗あるなあ」と思いますよね?

確かに余りにキチッとしすぎていて、邪道な感じがしますが、私はこのやり方を導入して、今までメリットしかありませんでした。

今回はこの切り方にすると、どういうメリットがあるのか、お話ししていきます。

切り方を変えようと思ったきっかけ

同じ髪型を希望されるお客様から、「前回いつもより少し長かった(短かった)」と言われる事が何度かありました。
特に男性のお客様はあまり変化を求めない為「いつもの同じ髪型を正確に切って欲しい」というニーズが多く、何とかもっと正確に切れないか模索していました。

今までの切り方

毎回同じ様に切る為には、前回カットした日からの期間を計算して、1ヶ月なら大体1cm、2ヶ月なら2cmといった感じで伸びた分をカットしていました。

大半の美容師がこのような切り方をしているのではないでしょうか。

カット後に計測する切り方

カット後に計測する切り方

では、実際にカット後に計測する切り方を見ていきましょう。

初回担当時(又は髪型を変えた時)

  1. メモリ付きのコームを準備
  2. 希望の長さにカット
  3. 4箇所を計測
  4. ウエイト位置などの確認
  5. 毛量の調整
  6. カルテに記入

メモリ付きのコームを準備

cm単位でメモリの付いているコームを準備して下さい。いつも使い慣れているものが良ければ、5cm刻み(やりやすいお好みで)位の位置にカッターなどで傷をつけていただくとそのまま使用できます。

※油性ペンはすぐ落ちてしまいます。

希望の長さにカット

カウセリングして希望のヘアスタイルが決まったら、いつも通りカットしてください。

4箇所を計測

仕上がりにOKを頂いたら、ネープ、フロント、トップをメモリの付いたコームで大体の何cmなのか、耳上の毛が耳のどのあたりの位置にあるのか計測します。

刈り上げの場合は何mmでどの位置まで刈り上げたか?ツーブロックなら上の被さる毛の長さはどれくらいか?という事も覚えておきましょう。

ウエイト位置などの確認

後頭部のウエイトの位置やフロントの重さなど、3.で計測した4箇所のポイント同士を繋げる段の幅を把握します。

毛量の調整

全体的に軽かったか重めだったか、毛先まで軽くしたか?など毛量の調整も覚えておきましょう。

カルテに記入

次回同じオーダーがあった時に再現できるよう1〜5までをしっかりカルテに記入しましょう。

2回目以降(同じオーダーを頂いた場合)

  1. 4箇所を同じ長さにカット
  2. ウエイトを確認しながら四箇所を繋げる
  3. 毛量の調整

4箇所を同じ長さにカット

カルテに記入しておいた、4箇所の長さをそれぞれ同じ長さでカットします。

ウエイトを確認しながら四箇所を繋げる

カルテに記入しておいたウエイトを確認しながら、4箇所のポイント同士を繋げていきます。

毛量の調整

同じく前回カルテに記入したように、毛量を調整していきます。

希望が変わった時の対応も簡単になる

美容師|簡単な切り方

希望が変わった時こそ、この切り方は力を発揮します。

特にトップやネープといった、長さを図る目印がない部分のカットを、前回より長め(短め)とオーダーされた時に、計測した長さを基準にカットすれば良いので、希望を正確に叶える事ができます。

切り方を変えてからお客様の反応など

実際にこの切り方を取り入れて、どの様な変化があったか、お客様の反応やメリットなど。

お客様の反応

以前の計測せずにカットをしていた頃に言われていた「前回より少し長かった(短かった)です」というのは全く言われなくなりました。

カットが正確になって、少し微調整や変化を加えた時も、切り直しなどを希望される事が殆どなくなりました。

男性のお客様からの支持が圧倒的に増え、導入後のお客様の男女比は、3:7 → 6:4に変化しました。

こちらの記事の方法も、男性のお客様に受けがよかったので良かったら読んでみてください。

美容師|指名が増えない方に試してほしい【会話をしない接客】

メリット

先程もお伝えしましたが、前回のヘアスタイルから微調整したいという要望の場合、前回の長さが明確なので、部分的に長め(短め)といったコントロールも正確にできます。

正確に変化をつけれる様になると、提案やアドバイスに自信が持てるようになります。

まとめ

以上いかがでしたか?

「ちょっと正確にやり過ぎて硬いなあ」って思いましたでしょうか?

確かに…「せっかく髪をデザインするんだからもう少しセンスとか感覚で切ってもいんじゃない?」って私も思います。

ただ、毎回同じがいい、細かく微調整してほしい、というお客様には前回の髪型を正確に切れないと要望には答えられません。

経った日数から逆算してカットしても、なかなか同じになりませんし、季節によって伸びる速さも違います。

メンズカットやショートカットが上手く安定しない、デザインは上手く出来るのに、いまいち男性のお客様からの指名が少ない、という方はよければこの方法を試してみて下さい。

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