以前にボタニストの「ボタニカルヘアバーム」の解説記事を投稿させて頂きましたが、ボタニストのヘアバームには春限定のヘアバームも存在します。
もう既にボタニカルヘアバームを使った事ある方や、ナチュラル系のヘアバーム好きの方はどういった商品なのか気になっていると思います。
そこで、今回の記事では春限定の「ボタニカルスプリングヘアバーム」の成分や使用感を解説していきたいと思います。
ボタニストのヘアバームの実力や、美容室専売品のヘアバームと比べてどうなのかが分かる記事になっていますので、是非最後までご覧くださいませ。
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ボタニストとは
ボタニストは株式会社I-ne(アイエヌイー)が開発する2015年に誕生した化粧品ブランドです。
【植物とテクノロジーのバランス】
ナチュラルとテクノロジーのどちらかに偏るのではなく、どちらの良い所も引き出すようにバランスを考えて商品を開発しています。
【厳選した植物由来成分】
ブランド名のボタニスト=植物にとあるように、30万種類の中から厳選した植物由来成分を使用。
シャンプーの洗浄成分も植物由来の物を使用し髪や地肌の潤いを守ると共に、環境の事も考えています。
【植物が持つ香りを独自に調合】
様々な植物の香りを掛け合わせてボタニストオリジナルの香りを作っています。
ケアの段階でより香りを楽しめるようシャンプーとトリートメントで敢えて香りを変えているので、セットで使用するとより香りを堪能できます♪
ボタニカルスプリングヘアバーム
ヘアバームでは多い瓶の容器で春らしいピンク色のデザインになっています。
定番ラインのボタニカルヘアバームとの違いは春限定成分が配合されている点です。
多く出回っている他のヘアバームと特に違う点は、植物由来100%では無い点です。
ナチュラル特有の使用感がありながら、テクノロジーをバランス良く取り入れて毛髪の補修まで出来るように仕上がっています。
中身も季節を感んじれるほんのりピンク色をしています♪
他のバームより手に取る段階から結構柔らかめです。
柔らかめなので溶けるスピードも早く髪に薄く伸ばしやすい質感です。
元から柔らかめなので温度の高い場所に置くとドロドロになる場合があると思うので、ちょっと注意した方が良いと思います。
価格など基本情報
商品名 | ボタニカルスプリングヘアバーム |
メーカー | 株式会社I-ne(アイエヌイー) |
ブランド | ボタニスト |
価格(税込) | ¥1,650 |
ネット最安値(税込)(※) | ¥1,485 |
内容量 | 32g |
1gあたりの価格 | ¥52 |
(※)2023/6/13 時点
他社のバームより1gあたりの価格がやや安めです。
植物由来100%にしない事で手の届きやすい価格帯に抑えられているんではないかと思います。
配合成分解析と期待できる効果など
続いては配合されている成分について簡単に解説していきます。
シア脂、アーモンド油、ダイマージリノール酸ダイマージリノレイルビス(ベヘニル/イソステアリル/フィトステリル)、ミツロウ、メドウフォーム油、ホホバ種子油、コメヌカロウ、アストロカリウムムルムル種子脂、カカオ脂、ジイソステアリン酸ポリグリセリル-2、ヤシ油、アルガニアスピノサ核油、マカデミア種子油、スクワラン、セラミドNP、アスペルギルス/ソメイヨシノ葉発酵エキス、ボタンエキス、マグワ根皮エキス、ワサビノキ種子エキス、アスパラギン酸、アルギニン、グリシン、セリン、アラニン、プロリン、バリン、イソロイシン、トレオニン、ヒスチジン、フェニルアラニン、マルトデキストリン、PCA-Na、PCA、ツバキ種子油、ヒマワリ種子油、サルビアヒスパニカ種子油、チャ葉エキス、BG、水、トコフェロール、乳酸Na、オクチルドデカノール、トリヒドロキシステアリン、ホホバエステル、酸化鉄、ムラサキ根エキス、香料
髪にツヤを与えてくれる【ボタニカルシードオイル】
【アルガニアスピノサ核油(アルガンオイル)】
モロッコの先住民が美容や健康を目的に古くから使用していた。
頭皮や髪をケアし潤いを与えてくれる。
【ツバキ種子油】
ヘアケアでは昔からよく利用される。髪への吸収も高く、柔軟性や弾力性を与えてくれます。
酸化安定性が高く化粧品に向いている。
日本や朝鮮半島、中国が原産。
【ホホバ種子油】
保湿性が高く髪や頭皮に潤いを与える。
古くから食用、傷の治療、ヘアやスキンケアに利用されてきた。
【ヒマワリ種子油】
含まれるビタミンEが酸化防ぎ、髪を補修する作用も期待出来る。
【サルビアヒスパニカ種子油(チアシード)】
髪や頭皮に潤いを与える。
肌へも馴染みが良い植物由来の保湿成分
【カカオ脂】
エモリエント効果で肌や髪を水分を保持してくれる作用がある。
固体だが人の体温位で丁度溶けるので肌に馴染ませやすい。
【シア脂(シアバター)】
ナチュラル系の美容製品には欠かせない成分。アフリカに生息するシアの木の実から採れる優れた保湿力を持っている植物性油脂。
髪や肌に膜を作り紫外線や乾燥から守ってくれます。
【アストロカリウムムルムル種子脂】
主に南米に自生するヤシの一種でこちらもエモリエント効果が期待出来る。
【アーモンド油】
同じくエモリエント効果。
ちょっと残念な香り【サクラ&ベルガモット】
こういった製品に重要な香りですが、正直に言うとちょっと残念な香りです。
ナチュラル系ヘアバームというと、殆どの製品が精油をメインで使った香り付けをしていますが、このバームは配合成分を見る限り精油は見当たりません。
肝心な香りはというと桜やベルガモットとは程遠いキツイ香料の香りです。悪く言うと安い芳香剤の様な....
どうしてこんな香りしたのかは謎ですが、桜の香りというのは中々ナチュラルには作れないものなんでしょうかね。
定番ラインと違うスプリングヘアバームの限定成分
ここからは重要な定番のボタニカルヘアバームとの違いについて解説します。
乾燥しやすい季節の変わり目の髪や肌を春限定成分でケア
【ワサビノキ種子エキス(モリンガ)】
熱帯・亜熱帯地域に分布。
髪や肌に薄い膜を作り水分の蒸発を防いでくれるエモリエント効果が期待出来る。
【マグワ根皮エキス】
中国原産の植物。
メラニン色素の活動を抑制し、肌の美白効果が期待出来る。
髪や肌の保湿の他、フケやかゆみなどを抑える。
【ボタンエキス】
牡丹の花の根から採れるエキス。
このバームでは髪や肌の保湿目的で配合されていますが、頭皮ケア系の商品にも使用される事もある。
国産のソメイヨシノ葉を使用した保湿成分
国産の桜(ソメイヨシノ)の剪定の際に出る落ち葉を使用し発酵させたエキスを配合しています。
ソメイヨシノ葉発酵エキスは抗炎症作用や肌や髪を保湿する作用があり、艶やかで潤いのある仕上がりにしてくれます。
他社のヘアバームと違う点!
ここからは一般的なヘアバームと違う点の解説をしていきます。
ダメージ補修成分のアミノ酸配合
髪の主成分タンパク質(ケラチン)のもとであるアミノ酸を11種類配合しています。
キューティクルに効果的なセラミドとスクワランが配合!
【セラミド】
ダメージした毛髪内部や剥がれかけたキューティクルの隙間に浸透して補修してくれます。
【スクワラン】
元々人間の皮脂中にも存在していると言われる保湿成分。
皮脂膜を作って乾燥や紫外線から髪の毛を守ります。
使用感(使い方)
画像のモデルさんの様な軽い外ハネや束を作るなど、セミウェットなスタイリングに向いたワックスです。
メンズにも使える?
質感的には男性も使用出来きますが、香りが甘過ぎるので男性にはちょっと向かないと思います。
ボタニストのヘアバームは寝る前に使える?
植物由来成分がメインで肌にも使える物なので使って問題は無いと思います。
ただ、バームを寝る前に使用すると寝起きにしっとりし過ぎるので、寝る前はアウトバストリートメントに留めておくのが良いと思います。
スプリングヘアバームがおすすめな方
- ダメージが強い
- スタイリングと一緒に補修もしたい
- ウェットヘアにしたい
- 欲しい時に直ぐ購入したい
- 10代〜20代前半くらいまでの女性
他のバームと一番違う点は、植物由来100%じゃ無い点です。
その代わりにアミノ酸など補修成分を配合する事で、トレンドのウェット系のスタイリングと補修の両立を実現しています。
ドラッグストアやネット販売の公式ストアでいつでも購入出来るので、入手に困る事がありません。
前述しました様に香りがちょっと甘くキツめなので、若い女性の方の方が受け入れやすいと思います。
スプリングヘアバームがあまりおすすめじゃない方
- 強い動きや毛束を出したい
- 植物由来100%に拘りがある
- 化学的な香りが苦手
自然由来物だけでは、強い動きや毛束は出せないので普通のファイバーワックスなどがおすすめです。
ナチュラル系バームといえば植物由来100%の物が殆どですが、ボタニカルヘアワックスは違います。
化学系成分が苦手で植物由来100%の物を求めている方は他のバームを探しましょう。
ナチュラル系バームには精油系の香りを期待している方が多いと思いますが、このバームは化学的な香料の香りで結構ギャップがあるのであまりおすすめ出来ません。
購入出来るお店は?
実店舗で購入出来るのは、ボタニストの専門の「ボタニスト・ライフスタイルショップ」や全国のドラッグストアになります。
実際に香りなどを確認して買いたい方は近所のお店で探してみるのが良いと思います。
ネット派の方はAmazon・楽天・Yahoo!に沢山出品があるので、そちらでの購入をおすすめします。
美容師によるボタニカルスプリングヘアバームのレビュー
香り | |
ツヤ | |
まとまり | |
ウェット感 | |
束感 | |
セット力 | |
ダメージ補修 | |
コスパ |
【香り】
前述した通り、ヘアバームという部類では化学香料の香りが強くていまいち。
若い女性には好まれるのかもしれません。
【ツヤ】
シリコンなどのコーティング系ではないので少し出る程度。
【まとまり】
補修成分のおかげで、割と傷んでいる毛先でもまとまってくれます。
バームが緩めで伸びやすく、広がりとかも収まりやすい。
【ウェット感】
バームの質感が柔らかめでウェット感はしっかり目。ウェット系のスタイリングはし易い。
【補修力】
補修成分が入っている分、植物成分100%のバームより毛先のパサつきなどは落ち着きやすい。
【束感】
ナチュラル系バームでは充分な束感。
【セット力】
バームが柔らかめなので少し弱め。
【コストパフォーマンス】
植物由来100%では無いので妥当といえばそうですが、他のバームと比べると良いと思います。
評価まとめ
植物由来と化学の程よい掛け合わせで使用感がいいのに、香りの部分がそのバランスを壊しちゃってるように感じました。
もし、このバームの内容が気に入ったけど香りだけ不安という方は、個人的には殆ど同じ内容のボタニカルヘアバームの方をおすすめします。
とはいえ、このバームはドラッグストアなどでいつでも思い立った時に買いに行ける気軽さは良い点だと思います!
もうすぐ使っている物が無くなる方は是非試してみて下さい!
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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ウェットヘアにおすすめ!人気ヘアバームの特徴や違いを徹底比較!【サロン専売編】
ここ10年程人気が定番化しているヘアバームですが、皆さんは何か使った事は有りますでしょうか? 大人気な「ナプラN.」のナチュラルバームを始め、今では各メーカーから沢山のヘアバームが出ています。 選択肢 ...
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